元横綱・朝青龍が“殺すぞ”宣言!? スポーツ報知記者が見た、あの日の衝撃
2025-05-30

スポーツ報知
スポーツ報知の記者コラム「両国発」では、相撲界の裏側や舞台裏を描いてきました。今回は、私が人生で最後に「殺すぞ」と言われた相手、元横綱・朝青龍について語ります。
2009年の九州場所。千秋楽を終え、優勝を逃した朝青龍は、泥酔状態で福岡空港に姿を現しました。私は新卒2年目の記者で、初めて朝青龍と対面することになったのです。
「お前どこだ!」「報知です」「報知? 殺すぞ!」
会うなり、朝青龍は私に怒鳴り散らしました。その様子はワイドショーでも取り上げられ、大きな話題となりました。もちろん、冗談交じりだったのかもしれませんが、コンプライアンスが重視される現代では、考えられない出来事です。当時、私はまだ2年目の記者。報道のプロとして冷静に対応すべきだったのか、今でも反省しています。
あの日の出来事は、私にとって忘れられない思い出です。朝青龍の人間性、相撲界の厳しさ、そして記者の立場…様々な思いが交錯しました。この経験を通して、私は報道の責任、取材の難しさを改めて痛感しました。
朝青龍は、引退後も様々な活動を通して、私たちに多くの刺激を与えてくれています。あの日の出来事を教訓に、私はこれからも真摯に報道に励んでいきたいと思います。
(スポーツ報知記者)