ADVERTISEMENT

今治山火事、6日目にして雨で沈静化か? ドローン調査で熱源依然として警戒レベル維持

2025-03-28
今治山火事、6日目にして雨で沈静化か? ドローン調査で熱源依然として警戒レベル維持
朝日新聞

今治山火事、ついに雨で鎮火の兆し?しかし、ドローン調査で熱源が依然として確認され、警戒は一進一退

愛媛県今治市と西条市に広がる山林火災は、発生から6日目を迎えた28日、前日の夕方からまとまった雨が降りました。これにより、山裾からは炎や煙が確認できなくなり、一時は鎮火に向かっているかのように見えました。

しかし、消防によるドローン調査の結果、複数の熱源が依然として存在することが判明しました。今治市災害対策本部は、午前7時時点で「依然として鎮圧のめどはたっていない」と発表しており、油断は禁物です。ドローンで熱源が感知された山林地帯には、消防車が駆けつけ、消火活動を続けています。

雨による影響と今後の見通し

今回の雨は、火災の勢いを弱める効果がありましたが、根本的な鎮火には至っていません。山火事の消火活動は、地上の状況だけでは把握しきれないため、ドローンによる熱源の特定が不可欠となっています。ドローンは、煙の影響を受けにくく、夜間でも活動できるため、効果的な監視・調査手段として活用されています。

今回の山火事では、乾燥した木材や落ち葉などが燃えやすく、延焼が急速に進みました。今後は、気象状況の変化や風向きなどにより、火災の再燃や延焼の可能性も考慮する必要があります。消防隊は、引き続き熱源の特定と消火活動を継続し、住民の安全確保に努めています。

岡山も降雨、広範囲で注意が必要

今治山火事の影響は、愛媛県だけでなく、岡山県にも及んでいます。岡山県内でも27日から降雨があり、乾燥注意報が解除されました。しかし、依然として乾燥している地域もあるため、火災予防には十分な注意が必要です。

今後の対策と教訓

今回の山火事は、気候変動による乾燥化が進む中で、山火事のリスクが高まっていることを改めて認識させる出来事となりました。今後は、森林の管理体制を強化し、住民への防火意識の啓発を徹底するなど、山火事の予防対策を強化していく必要があります。

また、万が一火災が発生した場合には、迅速な初期消火と情報共有が重要です。消防隊だけでなく、住民も協力して、山火事の被害を最小限に抑えるための体制を構築していくことが求められます。

ADVERTISEMENT
おすすめ
おすすめ