元タクシー運転手、乗客への性的暴行事件で再逮捕へ - 睡眠薬の使用も浮上
2025-05-21
毎日新聞
警視庁捜査1課は、タクシーの乗客に睡眠薬を投与して性的暴行を加えた疑いで、不同意わいせつ罪で起訴されている元タクシー運転手の田中敏志被告(54歳)を、改めて逮捕する方針を固めました。今回の逮捕は、不同意性交等や性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの容疑が追加されたものです。
捜査関係者への取材によると、田中被告は2024年7月に都内を走行中、自身の運転するタクシーに乗車した20代の女性客に対し、睡眠薬を混入させた可能性が浮上しています。女性客は意識を失った状態で、田中被告によって性的暴行を受けた疑いが持たれています。
事件の経緯
- 2024年7月:田中被告が運転するタクシーに20代女性が乗車
- 田中被告が女性客に睡眠薬を混入させた疑い
- 女性客が意識を失った状態で性的暴行を受けた疑い
- 当初、不同意わいせつ罪で起訴
- 新たに、不同意性交等や性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで再逮捕へ
捜査の進展
警視庁は、田中被告のタクシー車内や自宅などを捜索し、証拠の収集を進めています。また、防犯カメラの映像なども分析し、事件の全容解明を目指しています。今回の再逮捕により、事件の真相が明らかになることが期待されます。
社会への影響
今回の事件は、タクシーという公共交通機関を利用する女性にとって、大きな不安を与える事態となりました。タクシー業界全体への信頼を損なう可能性もあり、再発防止策の徹底が求められています。また、女性が安心して利用できる安全なタクシーサービスの実現に向けた取り組みが重要となります。
今後の見通し
田中被告は、再逮捕後の捜査で、新たな容疑について黙秘を続けています。警視庁は、田中被告の供述の解明と、事件の全容の解明を急いでいます。今後の捜査の進展に注目が集まります。
この事件は、公共の安全に対する深刻な脅威であり、社会全体でこの問題に真剣に向き合う必要があります。被害者の方への支援と、加害者に対する厳罰化を求める声が高まっています。