千葉県で発生した高齢女性刺殺事件、15歳少年が衝撃的な供述…少年院送致への葛藤と殺意
2025-05-13
読売新聞
千葉県千葉市若葉区で発生した路上での高齢女性刺殺事件。殺人容疑で逮捕されたのは、中学3年生の少年(15歳)。捜査関係者によると、少年は警察に対し、「少年院に入れば家を出られる。刃物で人を殺した方が確実だと思った」という衝撃的な供述をしていることが明らかになりました。
事件は11月11日午後5時5分頃、同区若松町で発生。被害者は千葉市若葉区桜木北に住む高橋八生さん(81歳)。少年は、高橋さんを刃物で刺し、逃走した疑いが持たれています。
少年は、これまでも問題行動が立て続けに発生しており、警察は問題行動の改善を促すため、「継続補導」という制度を通じて、定期的な面談を行ってきました。この継続補導の対象者であったことが、事件後、大きな注目を集めています。
少年が「家を出られる」と述べていることから、少年院送致への不安や葛藤が、事件に至る背景にある可能性が指摘されています。また、「刃物で人を殺した方が確実だと思った」という供述は、計画的な犯行を示唆しており、捜査関係者も驚きを隠せない状況です。
今回の事件は、少年犯罪の深刻さを改めて浮き彫りにするものであり、社会全体で少年の育成環境や問題行動への早期対応について、より一層の対策を講じる必要性が問われています。今後の捜査の進展と、少年の背景にある問題の解明が期待されます。
事件概要
- 発生日時: 2023年11月11日 午後5時5分頃
- 発生場所: 千葉県千葉市若葉区若松町
- 被害者: 高橋八生さん (81歳)
- 容疑者: 中学3年生 男性 (15歳)
- 容疑: 殺人