歩き方の常識は覆る? 視線と重心を意識した正しい歩き方で健康を保つ!足の健康のカギはアキレス腱にある
2025-05-14
FNNプライムオンライン
ウォーキングの常識「1日1万歩」は本当に必要?
長年、健康のために「1日1万歩」という目標が言われてきました。しかし、最新の研究結果が、この常識を覆す可能性を示唆しています。
群馬県中之条町の研究結果
群馬県中之条町では、65歳以上の住民約5000人を対象とした大規模な研究が行われました。その結果、1日平均8000歩、20分程度の「早歩き」をする人が、健康状態が良い傾向にあることが判明しました。高血圧症などの病気予防にもつながる可能性が示唆されています。
下北沢病院の久道勝也理事長は、「1万歩を目標にするよりも、無理なく続けられる程度の早歩きが、健康維持に効果的である」と述べています。
間違った歩き方で足の健康を損なうリスク
しかし、歩く距離だけが重要なのではありません。間違った歩き方を続けると、足の健康を損なうだけでなく、腰痛や膝痛などの原因にもなりかねません。
正しい歩き方とは? 視線と重心を意識しよう
- 視線: 前方15メートル先を見るように、視線を高く保ちましょう。
- 重心: 足裏全体で体重を支えるように意識しましょう。かかとから着地し、つま先で蹴り出すイメージです。
- 姿勢: 背筋を伸ばし、肩の力を抜きましょう。
- 腕: 肘を90度に曲げ、リズミカルに振ることで、全身運動効果を高めましょう。
足の健康のカギは「アキレス腱」
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉と足の骨をつなぐ腱で、歩行における推進力を生み出す重要な役割を担っています。アキレス腱を柔らかく保ち、柔軟性を高めることで、よりスムーズな歩行が可能になります。
アキレス腱を鍛えるには、カーフレイズなどのストレッチや筋力トレーニングが効果的です。
まとめ
ウォーキングの目標は「1日1万歩」ではなく、「無理なく続けられる程度の早歩き」にシフトしましょう。そして、視線と重心を意識した正しい歩き方を身につけ、足の健康のカギであるアキレス腱を大切にすることで、健康寿命を延ばしましょう。