永瀬拓矢九段、名人戦第4局で2六歩!千日手指し直し局、勝利への戦略は?
2025-05-18
毎日新聞
藤井聡太名人(22)と永瀬拓矢九段(32)が激突する第83期名人戦七番勝負。第4局が18日、大分県宇佐市の宇佐神宮にて開始されました。この局は、前回の対局で千日手が決まったため、対局規定に基づき「千日手指し直し局」として再開されることになりました。
千日手指し直し局では、先後が入れ替わるというルールがあります。今回の対局では、先手の永瀬九段が、伝統的なオープニングである2六歩を選択しました。この一手は、序盤の主導権を握り、藤井名人の戦略を牽制する意図が込められていると分析されています。
千日手指し直し局とは?
名人戦の対局において、1日目午後4時以降に千日手が決まった場合、翌日に指し直しを行う制度です。これは、両者の粘り強い攻防によって決着がつかない場合でも、勝敗を決定するために設けられました。指し直し局では、先手・後手が入れ替わるという点が特徴です。
永瀬九段の2六歩はどのような意味を持つのか?
2六歩は、相手の陣形を揺さぶり、戦況を自分の有利な方向に進めることを目的とした一手です。永瀬九段は、この一手で、藤井名人の得意とする戦法を封じ込め、新たな局面を引き出そうとしています。しかし、2六歩は、相手に様々な対応策が許されるため、その後の展開が非常に重要となります。
対局の見どころ
- 永瀬九段の2六歩に対する藤井名人の応手
- 千日手指し直し局という特殊な状況下での両者の心理戦
- 持ち時間の差(永瀬九段:6時間26分、藤井名人:3時間44分)が対局に与える影響
今後の展望
名人戦七番勝負は、両者の実力を示す最高の舞台です。永瀬九段は、2六歩という大胆な一手で、勝利への道を切り開こうとしています。藤井名人は、その戦略を読み解き、冷静に対応していく必要があります。この第4局は、両者の知略と戦略がぶつかり合う、見逃せない一局となるでしょう。
対局情報
- 対局:第83期名人戦七番勝負 第4局
- 開催地:大分県宇佐市 宇佐神宮
- 対局者:藤井聡太(名人) vs 永瀬拓矢(挑戦者)
- 主催:毎日新聞社、朝日新聞社