藤田嗣治と国吉康雄、まさかのニューヨーク交流！「不仲説」を覆す貴重な色紙発見-ニュース

藤田嗣治と国吉康雄、まさかのニューヨーク交流！「不仲説」を覆す貴重な色紙発見

2025-06-04

毎日新聞

20世紀前半、フランスで活躍した藤田嗣治（1886～1968年）と、アメリカで独自の芸術を確立した国吉康雄（1889～1953年）。彼らは太平洋戦争下の行動が対極的だったことから、「不仲説」が囁かれてきました。

しかし、この度、戦前のニューヨークで彼らが寄せ書きした色紙が見つかり、その意外な交流が明らかになりました。この色紙は、2人の画家が直接交流していたことを示す貴重な資料であり、長年の「不仲説」に大きな疑問を投げかけます。

この色紙は、14日から兵庫県立美術館（神戸市）で開催される特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」で初めて一般公開されます。この展覧会では、藤田嗣治と国吉康雄という、それぞれの道を歩んだ二人の画家の作品を通して、彼らの才能と時代背景を深く掘り下げていくことができます。

藤田嗣治は、日本の伝統的な画法を学んだ後、フランスで独自の表現を追求し、国際的な評価を得ました。一方、国吉康雄は、アメリカでモダンアートの先駆けとして活躍し、日本美術への影響も大きく、その作品は現代の美術シーンにも通じる普遍的な魅力を持っています。

特別展「藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」は、二人の画家の作品を通して、彼らの才能、時代背景、そして意外な交流を体感できる貴重な機会です。ぜひ展覧会を訪れて、二人の画家との出会いを体験してください。

展覧会情報