選択的夫婦別姓、国民民主党は内々支持!?維新も「立民案と変わらない」と指摘 - 法務委員会での議論詳報
2025-06-04
産経新聞
選択的夫婦別姓制度、法務委員会で活発な議論が展開
衆議院法務委員会が4日、選択的夫婦別姓制度に関する立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の法案について質疑を行いました。この制度は、夫婦が婚姻後もそれぞれの姓を保持できる制度であり、長年議論されてきたテーマです。
国民民主党の円氏「党内は全員待っていた」と制度導入への期待を強調
法案提出者の円氏は、法務委員会で「国民民主党内はみんな選択的夫婦別姓を待っていた」と発言し、国民民主党がこの制度の導入を強く望んでいる姿勢を明確にしました。これは、国民民主党が党全体としてこの制度を支持していることを示すものであり、今後の議論に大きな影響を与える可能性があります。
維新の藤田氏、国民の玉木代表・榛葉幹事長の慎重姿勢を指摘
一方、日本維新の会の藤田文武氏は、制度の拙速な導入に慎重な姿勢を示していた国民民主党の玉木雄一郎代表や榛葉賀津也幹事長の過去の発言を引き合いに出し、「記者会見などでの説明を聞いていると、立憲民主党の案とほとんど変わらない」と指摘しました。これは、国民民主党の政策が立憲民主党と大きく異ならない可能性があることを示唆しています。
選択的夫婦別姓制度とは?
選択的夫婦別姓制度とは、夫婦が婚姻時にどちらかの姓を選択する現在の制度とは異なり、夫婦がそれぞれの姓を保持できる制度です。この制度の導入は、個人の自由や多様性を尊重する社会の実現に繋がると期待されています。しかし、一方で、日本の伝統的な家族制度や戸籍制度への影響など、懸念点も指摘されています。
今後の展望
今回の法務委員会での議論は、選択的夫婦別姓制度の導入に向けた重要な一歩となります。各政党の主張や議論を踏まえ、国民の意見も参考にしながら、慎重な検討を進めていく必要があります。制度の導入が実現すれば、日本の社会に大きな変化をもたらす可能性があります。