40年以上も地中に眠っていたアセチレンガスボンベ!1964年11月の刻印が示す衝撃的な過去
2025-05-29
読売新聞
江戸川区で発生した爆発事故、その原因は40年以上前のガスボンベだった!?
東京都江戸川区東葛西の住宅建設工事現場で発生した爆発事故。地中から回収されたアセチレンガスボンベの容器に、なんと1964年11月に安全検査に合格した刻印が見つかりました。約40年間も駐車場として利用されていた現場で、一体なぜ、誰が、どのようにしてボンベが埋められたのでしょうか? 警視庁は、舗装前から埋まっていた可能性が高いとみて捜査を進めています。
現場検証で判明した衝撃の事実
警視庁は28日に現場検証を実施。深さ約60センチの地中から、全長約1メートル、直径約26センチのアセチレンガスボンベが回収されました。アセチレンガスは非常に可燃性の高いガスであり、今回の爆発事故は、この古いボンベが原因である可能性が高いと考えられています。
なぜ地中に埋められていたのか?
1964年11月の刻印は、このボンベが半世紀以上も前に製造されたことを示しています。当時のアセチレンガスは、溶接や照明などに広く利用されていましたが、なぜこのような古いボンベが地中に埋められていたのか、その背景には様々な憶測が飛び交っています。
- 建設工事中に誤って埋められた?
- 何らかの理由で廃棄され、放置された?
- 過去の事件に関連している?
警視庁は、ボンベの製造メーカーや販売業者などを特定し、当時の状況を詳しく調査する方針です。また、近隣住民への聞き込みや、当時の資料の調査なども進められる予定です。
安全対策の重要性
今回の事故は、地盤調査の重要性と、埋設物の有無を事前に確認することの必要性を改めて認識させられる出来事です。特に、住宅地開発など、大規模な工事を行う際には、専門家による徹底的な調査が不可欠です。
今後の捜査に注目
今回の爆発事故の真相解明に向け、警視庁の捜査は始まったばかりです。40年以上も地中に眠っていたアセチレンガスボンベが語る衝撃的な過去とは?今後の捜査の進展に注目が集まります。