名古屋市で保護されたニホンカモシカ、生息地へ無事帰還!メスの個体、東山動植物園で健康確認
2025-06-04

名古屋テレビ【メ~テレ】
3日午後、名古屋市名東区の住宅街に現れた国の特別天然記念物、ニホンカモシカ。心配されたこの個体は、3日夜、生息地とみられる山へ無事放されました。
住宅街に現れたニホンカモシカ
同日午後4時ごろ、名東区の住宅街でニホンカモシカが発見され、保護されました。その後、東山動植物園へと搬送され、獣医による健康状態の確認が行われました。
メスの個体、推定1~2歳
名古屋市によると、保護されたニホンカモシカはメスで、推定年齢は1歳から2歳とのこと。後ろ足を少し引きずるような歩き方をしていましたが、獣医の診察の結果、大きな怪我はないとのことでした。
生息地への帰還
獣医による健康状態の確認を経たニホンカモシカは、3日夜、生息地とみられる山へ放されました。専門家によると、今回の放流は、ニホンカモシカが自然に生息できる環境への回復を促すための重要な取り組みとのことです。
ニホンカモシカとは
ニホンカモシカは、日本固有の哺乳類であり、国の特別天然記念物に指定されています。森林に生息し、草や木の葉を食料とします。近年、生息地の減少や狩猟などにより、個体数が減少しており、保護活動が行われています。
今回のニホンカモシカの保護と生息地への帰還は、日本の貴重な野生動物を守るための活動の一環であり、多くの人々に感動を与えました。今後も、ニホンカモシカをはじめとする日本の野生動物の保護に、より一層の努力が期待されます。