知的な障害をお持ちの方の介護予防に!明石市の事業所が簡単ストレッチを活用した健康プログラムを開発
2025-05-22

神戸新聞
兵庫県明石市にある障害者就労支援施設が、知的障害などをお持ちの方を対象とした介護予防プログラムの開発に取り組んでいます。このプログラムは、神戸市内の整形外科クリニックと協力して作成され、日常生活で簡単にできるストレッチなどを中心に構成されています。
就労支援施設では、日中の作業時間が長く、同じ姿勢での作業が多い方が多くいます。そのため、介護予防の重要性が高まっており、このプログラムは利用者が定期的に体を動かす機会を提供し、健康維持をサポートすることを目的としています。
プログラムの内容
このプログラムでは、特別な道具を必要としない、誰でも簡単にできるストレッチを中心に構成されています。具体的には、以下のような内容が含まれています。
- 肩回し
- 足首回し
- 体側伸ばし
- 深呼吸
これらのストレッチは、関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を高める効果が期待できます。また、深呼吸を取り入れることで、リラックス効果も得られ、心身ともに健康的な状態を保つことができます。
神戸市整形外科クリニックとの連携
このプログラムの開発には、神戸市内の整形外科クリニックが協力しており、専門的なアドバイスを受けることで、より効果的で安全なプログラムとなっています。クリニックの医師は、利用者の身体状況や健康状態を考慮し、個別のニーズに合わせたストレッチ方法や運動量などを提案しています。
介護予防の重要性
知的障害をお持ちの方は、加齢に伴い、身体機能の低下や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。そのため、早期からの介護予防が重要です。このプログラムは、利用者が自ら健康管理に取り組み、将来的な介護が必要となることを防ぐことを目指しています。
明石市の事業所は、今後もこのプログラムを改善し、より多くの利用者に提供することで、地域社会の健康増進に貢献していく予定です。