ドイツ株式市場、1カ月ぶりの高値!金融セクターに買いが集まりDAX指数が堅調に推移
2025-07-07

日本経済新聞
ドイツ株式市場が堅調に推移、1カ月ぶりの高値を記録
7日のフランクフルト株式市場において、ドイツ株価指数(DAX)が反発し、前週末比286.22ポイント(1.20%)高の2万4073.67で取引を終えました。これは約1カ月ぶりの高値であり、市場の回復傾向を示しています。
米中貿易摩擦への警戒感と楽観的な見方
米政権が4月に提示した相互関税について、上乗せ分の猶予期限が9日に迫っているため、投資家は依然として警戒心を抱いています。しかし、現時点では悲観的な見方が優勢ではなく、市場は様子見ムードが漂っています。
5月のドイツ鉱工業生産指数と市場への影響
7日に発表された5月のドイツ鉱工業生産指数は、市場に一定の影響を与えています。詳細な数値は今後の市場動向を左右する重要な要素となるでしょう。
金融セクターへの買いが牽引
今回のDAX指数の上昇は、特に金融セクターへの買いが牽引した形となりました。金融機関の業績好調が市場全体の信頼感に繋がっていると考えられます。
フランス株式市場も上昇
ドイツ株式市場と同様に、フランス株式市場も上昇しました。ヨーロッパの経済状況が好転していることを示唆しており、今後の市場動向にも注目が集まります。
今後の展望
米中貿易摩擦の猶予期限を巡る動向や、今後の経済指標発表など、様々な要因が市場に影響を与える可能性があります。しかし、現状では堅調な推移が期待されるものの、投資家は慎重な姿勢を維持していくでしょう。