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富士通、金融システムSIを「Uvance for Finance」で一新!クラウド&オープン化で進化を加速、ATMハードウェア提供終了も

2025-06-03
富士通、金融システムSIを「Uvance for Finance」で一新!クラウド&オープン化で進化を加速、ATMハードウェア提供終了も
IT Leaders

富士通、金融機関向けシステムSIを「Uvance for Finance」として再構築

富士通は2025年6月3日、金融機関向けシステムインテグレーション(SI)サービスを「Uvance for Finance」として体系化することを発表しました。これは、金融業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させるための重要な戦略的動きと言えるでしょう。

勘定系システムと営業店システムをクラウド&オープンアーキテクチャで刷新

Uvance for Finance」は、勘定系システムと営業店システムを中核とし、クラウド技術とオープンアーキテクチャを活用することで、システムの継続的な進化と柔軟な対応を実現します。これにより、金融機関は変化の激しい市場環境に迅速に対応し、競争力を高めることが可能になります。

従来のシステムは、モノリシックな構造に起因する課題を抱えていました。しかし、「Uvance for Finance」は、マイクロサービスアーキテクチャを採用し、各機能を独立して開発・運用できるため、アジャイルな開発体制を構築し、迅速な機能追加や修正が可能になります。

ATMハードウェア提供終了と沖電気工業(OKI)との連携

富士通は、2028年3月末をもって、自社製のATMと営業店専用ハードウェアの提供を終了することを決定しました。これは、ハードウェア事業からの撤退ではなく、より柔軟なハードウェア調達体制を構築するための戦略的な判断です。

ハードウェアの調達に関しては、沖電気工業(OKI)との間で合意を形成し、OKI製品を優先的に採用する方針を決定しています。これにより、富士通はハードウェア開発・保守にかかるコストを削減し、ソフトウェアやサービスといった高付加価値領域にリソースを集中させることができます。

金融機関へのメリット

  • 迅速なシステム刷新: クラウド&オープンアーキテクチャにより、システムを迅速に刷新し、最新技術を導入することが可能になります。
  • 柔軟な対応: 市場の変化に迅速に対応し、新しいサービスを開発・提供することができます。
  • コスト削減: ハードウェア調達の最適化により、システム運用コストを削減することができます。
  • セキュリティ強化: 最新のセキュリティ技術を活用し、情報漏洩のリスクを低減することができます。

今後の展望

富士通は、「Uvance for Finance」を通じて、金融機関のDXを強力に支援し、日本の金融業界全体の発展に貢献していくことを目指しています。今後も、クラウド技術やAI、ビッグデータといった最新技術を活用し、革新的な金融サービスを創出していくことが期待されます。

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