青森県八戸市でマツカワガレイの陸上養殖がスタート!地域活性化への期待が高まる2025-06-30読売新聞オンライン青森県八戸市で革新的な陸上養殖が始動! 青森県八戸市の嶋脇漁業株式会社が、希少な魚として知られるマツカワガレイの陸上養殖場を開所しました。30日に開催された開所式では、市や金融機関の関係者が集まり、この新たな取り組みに大きな期待が寄せられています。 天然資源への依存からの脱却を目指して 長年、漁業を支えてきた八戸市では、近年、天然水産資源の減少が深刻な問題となっています。この状況を打開するため、嶋脇漁業は、陸上養殖という新たな手法に挑戦することを決意しました。陸上養殖は、天候や季節の影響を受けにくく、安定した生産が可能であるというメリットがあります。 マツカワガレイ養殖の挑戦 マツカワガレイは、上品な味わいで知られる高級魚です。しかし、天然の生息地が限られており、資源は非常に脆弱です。嶋脇漁業の陸上養殖は、この貴重な魚の安定供給を目指すものであり、その成功は、地域経済の活性化にも大きく貢献することが期待されています。 市と金融機関との連携 このプロジェクトは、八戸市や金融機関との緊密な連携のもとで進められています。市は、養殖技術の導入や施設の整備を支援し、金融機関は、資金面でのサポートを提供しています。この公私連携の取り組みは、新たな漁業の可能性を切り開くモデルケースとなるでしょう。 今後の展望 養殖場では、来年5月から6月にかけて出荷が見込まれています。初年度は試験的な生産にとどまりますが、徐々に規模を拡大し、安定的な供給を目指していきます。嶋脇漁業の陸上養殖は、八戸市の漁業の未来を担う重要な取り組みとして、大きな注目を集めています。 八戸市の未来を照らす、陸上養殖の挑戦! この取り組みが成功すれば、八戸市は、持続可能な漁業を実現し、地域経済の活性化に大きく貢献することができるでしょう。また、マツカワガレイの安定供給は、消費者にとっても嬉しいニュースです。