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橋本聖子JOC会長、存在感回復へ!スポーツの枠を超えた新戦略とは?

2025-08-22
橋本聖子JOC会長、存在感回復へ!スポーツの枠を超えた新戦略とは?
日本経済新聞

日本オリンピック委員会(JOC)初の女性会長に就任して約2ヶ月。橋本聖子会長(60歳)は、若手リーダーの積極的な登用、平和式典への参加など、これまでの常識にとらわれない行動で、JOCの存在感向上に尽力しています。東京オリンピック・パラリンピック後、薄れてしまったとの指摘もあるJOCの存在感をどのように取り戻していくのか?その戦略と今後の展望について、橋本会長に詳しく聞きました。

若手中心の組織改革と積極的な社会貢献

東京大会担当大臣、組織委員会会長を経て副会長だった2019年からJOCの要職を歴任してきた橋本会長。就任当初から、組織の活性化と若手育成を最優先課題として掲げてきました。具体的には、若手幹部を重要なポストに配置し、意思決定プロセスへの参加を促しています。これにより、多様な視点を取り入れ、より柔軟な組織運営を目指しています。

また、スポーツの枠を超えた社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。広島、長崎の平和式典への参加は、スポーツ界の国際貢献への意識を高めるとともに、JOCが社会の一員として、平和の重要性を訴える姿勢を示すものでした。これらの活動は、JOCの存在意義を改めて社会に示し、共感を呼ぶことを目的としています。

JOCの存在意義を再定義する

東京オリンピック・パラリンピックという特別な大会の後、JOCの役割は見直される必要がありました。単なる競技団体の運営だけでなく、スポーツを通じて社会に貢献し、未来を担う人材を育成するという、より包括的な視点を持つことが求められています。

橋本会長は、「JOCは、スポーツを通じて、人々の心を豊かにし、社会をより良くする存在でありたい」と語ります。そのためには、競技パフォーマンスの向上だけでなく、スポーツの普及、教育、健康増進など、幅広い分野での活動を推進していく方針です。

今後の戦略:デジタル化と国際連携

今後のJOCの活動において、橋本会長が特に力を入れているのが、デジタル化の推進と国際連携の強化です。デジタル技術を活用することで、JOCの情報をより多くの人に届け、スポーツへの関心を高めることを目指しています。また、国際的なスポーツ団体との連携を強化することで、日本のスポーツ界の国際的なプレゼンスを高め、新たなビジネスチャンスを創出することを目指しています。

橋本会長は、「JOCは、常に変化を恐れず、新しいことに挑戦していく姿勢が重要だ」と強調します。スポーツ界の未来を担うJOCが、どのように進化していくのか、その動向から目が離せません。

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