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「水曜日のダウンタウン」小学校名使用でTBS謝罪、学校側が懸念表明 - 誤解や偏見を招く可能性

2025-02-26
「水曜日のダウンタウン」小学校名使用でTBS謝罪、学校側が懸念表明 - 誤解や偏見を招く可能性
読売新聞

TBS系列で放送されている人気バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」が、放送内容を巡り謝罪に追い込まれています。問題となったのは、5月19日に放送された回で、お笑い芸人の人間性をチェックする企画の一環として流された架空設定のVTRです。

このVTRにおいて、小学生がいじめを受けているという設定が用いられていましたが、そのVTRに実際に存在する小学校の名前が使用されていたことが判明しました。この件を受け、TBSの龍宝正峰社長は5月26日の定例記者会見で、関係者に対して謝罪の意を表明しました。

放送後には、問題の小学校から「このVTRが誤解や偏見を助長しかねない」といった指摘が相次ぎました。学校側は、番組の内容が学校や生徒たちのイメージを損なうだけでなく、社会全体におけるいじめ問題への理解を深める妨げになると懸念しています。

「水曜日のダウンタウン」は、その過激な企画や設定で視聴者の関心を集めてきましたが、今回の件では、番組制作における配慮の欠如が浮き彫りになりました。特に、教育現場や子供たちを題材とする際には、より慎重な検討が必要であるという教訓を残しました。

TBSは、今回の事態を重く受け止め、今後は番組制作において、より一層の注意を払うことを約束しています。また、学校側との協議を通じて、今後の番組制作における改善策を検討していく方針を示しました。

この騒動は、テレビ番組が社会に与える影響の大きさを改めて認識させられる出来事となりました。エンターテイメント性を追求するだけでなく、倫理的な配慮や社会的な責任を果たすことの重要性が、改めて問われています。

今後の「水曜日のダウンタウン」が、今回の教訓を活かし、より責任ある番組作りを目指していくことが期待されます。

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