「米を買ったことがない」江藤農水相の発言に国民民主・榛葉幹事長が激怒!玉木代表との温度差も露呈
国民民主党の榛葉賀津也幹事長が、20日の参院外交防衛委員会で、江藤拓農林水産大臣の発言に激怒し、その辞任を要求する事態となりました。問題の発言は、価格高騰が続く米について、江藤大臣が「買ったことがない」と発言したこと。これに対し、榛葉幹事長は「ふざけるなという話だ。国民に失礼、生産家にも失礼、消費者にも失礼だ。即刻辞めるべきだ」と痛烈な批判を浴びせました。
榛葉幹事長は、与党の議員が発言を控えている状況を受け、「与党の先生方がおっしゃらないので、私が代わりに言う」と前置きし、その上で「この人、辞めなきゃダメだ。国民は許せない」と、強い口調で怒りを露わにしました。大臣の発言は、国民生活に不可欠な食料である米に対する無理解を示すものであり、国民感情を著しく害するものとして、批判が集中しています。
今回の発言を受けて、国民民主党の玉木雄介代表との間にも温度差が見られます。玉木代表は、江藤大臣の辞任を直接要求するような発言は避けており、党内でも意見が分かれているようです。榛葉幹事長は、国民の声を代弁し、責任ある行動を求める立場から、毅然とした態度で辞任を要求しましたが、今後の政局にどのような影響を与えるか、注目されます。
今回の件は、政府の食料政策に対する国民の不満が高まっていることの表れとも言えます。米の価格高騰は、家計を圧迫し、国民生活に深刻な影響を与えています。政府は、食料自給率の向上や価格安定策など、具体的な対策を講じる必要があります。国民の信頼を回復するためにも、政府は真摯な姿勢で問題に取り組むべきでしょう。
今回の事態を受け、今後の農林水産政策の動向や、与野党の関係にも変化が生じる可能性があります。国民の視点に立ち、国民の生活を守るための政策を推進していくことが、政治家の責務であると言えるでしょう。