ジャパンディスプレイ(JDI)大規模リストラへ:国内従業員半減の可能性も - 経営再建は円満に進むか?
2025-05-14
朝日新聞
ジャパンディスプレイ(JDI)が国内で1,000人以上の人員削減を検討か
経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)が、国内従業員数の大幅な削減を検討しているという情報が関係者から流出しました。このリストラ計画が実現すれば、国内従業員数およそ2,700人が半減する可能性があり、JDIの経営に大きな影響を与えることが予想されます。
慢性的な赤字と経営再建の課題
JDIは長年にわたり慢性的な赤字に苦しんでおり、経営再建が喫緊の課題となっています。今回の人員削減は、その再建策の一環として検討されているものと考えられます。しかし、大幅な人員削減は、JDIの事業規模をさらに縮小させ、経営状況をより厳しくする可能性も否定できません。
削減対象と茂原工場の閉鎖
今回の削減対象は、JDI国内の各拠点を対象としており、2026年3月末に閉鎖が決定している茂原工場(千葉県茂原市)の従業員も含まれるとのことです。茂原工場は、主にスマートフォン向けの液晶パネルを製造していたとされており、その閉鎖はJDIのディスプレイ製造体制にも大きな変化をもたらすでしょう。
今後のJDIの行方
JDIは、今回のリストラ計画を通じて、どのような事業構造に転換しようとしているのでしょうか? 経営再建を成功させるためには、人員削減だけでなく、新たな収益源の確保や事業ポートフォリオの見直しも不可欠です。JDIがどのような戦略を打ち出し、厳しい経営環境を乗り越えていくのか、今後の動向から目が離せません。
関連情報
- JDIの純損益推移
- 茂原工場の詳細情報