ブレグジット後初の首脳会議!英国とEU、協力体制強化で未来への一歩
2025-05-19
朝日新聞
英国と欧州連合(EU)が、ロンドンで5年ぶりの首脳会議を開催しました。2020年1月に英国がEUを離脱した「ブレグジット」以降、初めての両首脳会談であり、世界情勢の不安定さが増す中、両者の連携強化に向けた重要な一歩となります。
今回の会議の焦点は、経済、安全保障、エネルギーといった多岐にわたる分野での協力です。特に、ウクライナ情勢や中国の台頭といった共通の課題に対し、より強固な連携を通じて対応していく方針が確認されました。
ブレグジット後の関係改善への期待
ブレグジットは、英国とEUの関係に大きな亀裂をもたらしました。貿易障壁の増加や、北アイルランド議定書を巡る対立など、多くの課題が残されていました。今回の首脳会議は、そうした課題を克服し、より建設的な関係を築くための重要な機会となります。
会議では、具体的な協力策として、エネルギー安全保障の強化、サイバーセキュリティ対策の共同推進、そして、気候変動対策における連携などが議論されました。また、貿易障壁の緩和や、北アイルランド議定書の修正に向けた協議も進められる予定です。
未来への展望
今回の首脳会議は、英国とEUが互いの重要性を再認識し、未来に向けて協力関係を強化していく決意を示すものとなりました。両者は、共通の課題に対し、より効果的な対応を通じて、国際社会における安定と繁栄に貢献していくことが期待されます。
アルバニアのティラナで並んで立つ英国のスターマー首相と欧州連合のフォンデアライエン欧州委員長。この写真が、両者の協力体制強化への決意を象徴しています。
今後の両者の関係がどのように展開していくのか、注目が集まります。