万博会場のユスリカ問題、滋賀県知事が「騒ぎすぎ」と発言!びわこ虫との共存を提案
2025-05-27
毎日新聞
大阪・関西万博の会場である大阪市此花区で、蚊に似た羽虫「ユスリカ」が大量発生し、話題となっています。特に、ユスリカの一種である「びわこ虫」を日常的に見慣れている滋賀県民としては、この騒ぎを少し大げさだと感じるという声も上がっています。
滋賀県知事の発言
滋賀県の三日月大造知事は、27日の定例記者会見で、このユスリカ問題について独自の視点を披露しました。「この時期、出てくるものだ」と前置きした上で、「(ユスリカの一種の)びわこ虫と一緒に暮らす県民としては、騒ぎすぎるのもどうかなと思う。ユスリカも万博を見たいのでしょう」とユーモアを交えたコメントで会場を沸かせました。
大阪府知事との認識の違い
一方、大阪府の吉村洋文知事は、ユスリカの大量発生を「看過できない」として対策に乗り出しています。この点について、三日月知事は「対策も必要だが、過剰な対応は避めるべきだ」と述べ、両知事の間で明確な認識の違いが浮き彫りになりました。
びわこ虫とは?
びわこ虫は、琵琶湖に生息するユスリカの一種で、春から夏にかけて発生し、湖畔や近隣の地域でよく見られます。滋賀県民にとっては、夏の風物詩とも言える存在です。彼らは、湖のプランクトンなどを食べ、水質浄化にも貢献していると言われています。
万博への影響と今後の対策
万博会場でのユスリカの大量発生は、来場者にとって不快な体験となる可能性があります。大阪府は、殺虫剤の散布やトラップの設置など、様々な対策を講じていますが、滋賀県知事の発言のように、びわこ虫との共存も視野に入れた、より持続可能な対策が求められています。
万博の成功のためには、快適な環境づくりが不可欠です。ユスリカ問題の解決に向けて、関係各所の連携が重要となるでしょう。