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日産自動車、大規模リストラを発表!7工場閉鎖と2万人削減、国内工場も視野に?

2025-05-13
日産自動車、大規模リストラを発表!7工場閉鎖と2万人削減、国内工場も視野に?
読売新聞

日産自動車、深刻な経営状況を打開へ大規模リストラを発表

経営再建中の日産自動車が、2027年度までに世界で7工場を閉鎖し、連結従業員2万人を削減する大規模なリストラ策を公表しました。これは、同社の経営再建を加速させるための苦渋の決断であり、自動車業界全体に大きな影響を与える可能性があります。

巨額の赤字と業績悪化

今回のリストラ策発表と同時に公表された2025年3月期連結決算は、最終利益が6708億円の赤字という衝撃的な結果となりました。前期は4266億円の黒字を計上していたため、その変化は目を見張るものがあります。これは、日産自動車にとって、比較可能な1986年3月期以降、過去3番目の赤字額であり、経営の深刻さを物語っています。

閉鎖される工場と人員削減の規模

対象となるのは、日本を含む世界全体で7つの工場です。具体的な工場名はまだ明らかにされていませんが、国内の完成車工場も検討対象に含まれるというエスピノーサ社長の発言から、国内生産体制の大幅な見直しも予想されます。人員削減は、連結従業員の15%にあたる2万人規模に及ぶ見込みであり、組織構造の抜本的な見直しも進められるでしょう。

業績予想への影響と今後の展望

2026年3月期の業績予想も芳しくありません。特に、米国の関税措置の影響により、営業利益が最大4500億円押し下げられる見込みです。これは、日産自動車の業績回復をさらに遅らせる要因となる可能性があります。

リストラ策の背景と今後の課題

今回のリストラ策は、世界的な自動車市場の変動、原材料価格の高騰、そして米国の関税措置など、複合的な要因が重なった結果と言えるでしょう。日産自動車は、これらの課題を克服し、持続可能な経営体制を構築するために、さらなる改革を進めていく必要があります。

まとめ

日産自動車は、大規模なリストラ策を発表し、経営再建への強い決意を示しました。しかし、今後の自動車市場の動向や、米国の関税措置の影響など、依然として不確実な要素が多く残されています。日産自動車が、これらの課題を乗り越え、再び輝きを取り戻せるか、注目が集まります。

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