2億2000万年前の魚竜化石、岡山県立美術館で発見!西日本初、爬虫類の進化を解き明かす貴重な資料
2025-06-29
読売新聞
岡山県立美術館で驚きの発見!2億2000万年前の魚竜化石が眠っていた
岡山県高梁市にある岡山県立美術館で展示されていた岩石から、なんと2億2000万年前の魚竜の化石が発見されました。これは西日本で初めての魚竜化石の発見であり、古生物学の世界に大きな波紋を呼んでいます。
魚竜とは?海の時代を泳いだ爬虫類
魚竜は、約2億5000万年前から約9000万年前まで生息していた海の爬虫類です。イルカに似た体型をしており、水中での生活に適応した特徴的な姿をしています。彼らは海の生態系において重要な役割を果たしており、その進化の過程を研究することは、地球の歴史を理解する上で非常に重要です。
30年以上前から美術館に展示されていた岩石から発見
今回の発見は、岡山県高梁市で30年以上前に採集され、地元の美術館で展示されていた岩石から行われました。岡山理科大学を中心とした研究チームが詳細な分析を行った結果、魚竜の化石が含ましていることが判明しました。長い間、その存在に気づかれずに展示されていたとは、驚きです。
西日本初!魚竜類の進化をたどる上で重要な資料
魚竜類の化石の発見は、西日本では初めてです。これまで、東日本や中部地方で魚竜の化石が発見されていましたが、西日本での発見は非常に珍しく、今後の研究に大きな貢献をすることが期待されます。研究チームは、「魚竜類の進化をたどる上で重要な資料」として、この化石の価値を強調しています。
今後の研究への期待
今回の発見により、岡山県は古生物学研究の新たな拠点となる可能性を秘めています。岡山理科大学を中心とした研究チームは、今後もこの化石の分析を進め、魚竜類の進化や生態に関する新たな知見を得ることを目指しています。この発見が、さらなる研究の発展につながることを期待しましょう。
情報提供:岡山理科大学