BS-TBS、過去に無料オンラインカジノCM放送していたと告白…違法化論争に波紋
2025-02-26
読売新聞
タレントらの活動自粛が相次ぐ中、オンラインカジノ問題が深刻化しています。そんな中、BS-TBSの伊佐野英樹社長が26日の定例記者会見で衝撃的な事実を告白しました。同局が2021年から2023年にかけて、無料版オンラインカジノゲームのCMを放送していたというのです。
伊佐野社長は「違法な有料オンラインカジノのCMを流したことは一切ありません」と強調。無料版のCMについては、「有料版とは異なる」という注意喚起を表示し、直接有料版に誘導するものではなかったと説明しています。しかし、無料版のCMを放送していた事実は、批判を招く可能性があります。
今回の告白は、オンラインカジノに対する社会的な監視が強まっていることを背景に、BS-TBSが情報開示を迫られた可能性があります。無料版のCMであっても、オンラインカジノへの関心を高め、結果的に違法な有料版への利用を助長するのではないかという懸念も出ています。
この問題を受け、今後のテレビ局の広告掲載に関する規制強化や、オンラインカジノへの取り組みに対する姿勢の見直しが求められるかもしれません。BS-TBSの今回の告白は、日本のメディア業界全体に大きな影響を与える可能性があります。
専門家はこう語る
「無料版のCMであっても、オンラインカジノの存在を広く知らしめることは、潜在的にリスクを高める可能性があります。テレビ局は、社会的な責任を自覚し、慎重な姿勢で広告掲載を判断する必要があります。」
今後の展開
今回の件を受け、関連省庁による調査や、BS-TBSに対する批判の声が予想されます。今後の動向から目が離せません。