健康食品2000万円超窃盗!ベトナム人男逮捕、弟と共謀してドラッグストアから盗み転売か
東京都在住のベトナム国籍グエン・チョン・チュン容疑者(39歳)が、健康食品の窃盗容疑で逮捕されました。被害総額はなんと2000万円を超えるという驚愕の事態。捜査関係者によると、容疑者は弟と共謀し、東京都荒川区のドラッグストアから健康食品を盗み、ベトナムで転売していた疑いが持たれています。
警視庁捜査3課が26日に明らかにしたところによると、逮捕状の発行容疑は、2024年11月22日に弟(25歳)と共謀し、荒川区のドラッグストアで健康食品5点(約2万7000円相当)を盗んだというものです。弟はすでに窃盗罪で起訴されており、兄の逮捕で組織的な窃盗グループの全容解明に一歩近づいています。
巧妙な手口と巨額な被害
今回の事件で最も注目すべきは、被害総額が2000万円を超える点です。これまでの捜査で、容疑者らが複数のドラッグストアを回り、健康食品を繰り返し盗んでいたことが判明しました。健康食品はベトナムで需要が高く、高値で取引できるため、転売目的で窃盗を繰り返していたと考えられています。
組織的な窃盗グループの可能性
今回の逮捕は、単独犯による窃盗事件ではなく、弟と共謀した組織的な犯行であることが明らかになっています。捜査関係者によると、容疑者らは事前にターゲットとなるドラッグストアを調査し、監視カメラの位置や従業員の配置などを把握していたとのことです。また、盗んだ健康食品をスムーズに転売するために、ベトナムに協力者も存在したと考えられています。
今後の捜査の行方
今回の事件を受け、警視庁は容疑者らの仲間や協力者の特定、そして盗まれた健康食品の流出経路の解明を進めています。また、同様の手口による窃盗事件が多発している可能性も考慮し、全国のドラッグストアへの注意喚起も行っています。
健康食品の窃盗という卑劣な行為は、ドラッグストアの経営を圧迫し、消費者の負担を増加させるだけでなく、社会全体に悪影響を及ぼします。今回の事件が、窃盗の抑止力となり、安心して買い物ができる社会の実現につながることを願います。