食卓への道、危機到来!? 小泉進次郎農水相、スーパー・米穀店視察で流通の課題を指摘!
2025-05-23
産経新聞
食料安全保障への意識が高まる中、小泉進次郎農林水産大臣が、都内のスーパーと米穀店を視察し、日本の食糧流通の現状に警鐘を鳴らしました。6月上旬には2000円台で取引されたコメの価格高騰も背景に、「これまでの流通では消費者に届かない」と危機感を露わにし、大胆な改革を訴えています。
23日午後、小泉大臣は江東区のライフ深川猿江店を訪れ、コメ売り場の状況を詳しく見学。その後、近隣の米穀店に移動し、店主から直接、コメの販売状況や消費者の動向についてヒアリングを行いました。
視察後、記者団に対し、小泉大臣は「今のままでは、消費者は必要な食料を適切な価格で手に入れることが難しくなる可能性がある」と述べ、流通構造の見直しを強く求めました。特に、中間マージンの削減や、生産者と消費者の直接取引を促進する仕組みの構築などが検討される見込みです。
背景には、世界的な食料危機や気候変動による生産への影響、そして国内の高齢化による労働力不足など、複合的な要因があります。これらの課題に対応するため、政府は、国産コメの消費拡大、食料自給率の向上、そして新たな流通経路の開拓を推進していく方針です。
今回の視察は、日本の食卓を守るための重要な一歩と言えるでしょう。小泉大臣の危機感と改革への強い意志が、具体的な政策に繋がっていくのか、今後の動向に注目が集まります。
今後の展望:
- 生産者と消費者の直接取引の促進
- 中間マージンの削減
- 国産コメの消費拡大キャンペーン
- 食料自給率向上のための支援策
小泉進次郎農水相の視察は、日本の食料流通のあり方を問い直し、持続可能な食料供給体制を構築するための重要な契機となるでしょう。